織部黒と黒織部、違いは? [美濃桃山陶ミュージアム]
織部焼は、「なごみ2014年2月号」(淡交社発行)を参照すると、次の通り10種類に分類されています(五十音順)。
青織部、赤織部、絵織部、織部黒、唐津織部(美濃唐津)、黒織部、志野織部、総織部、鳴海織部(鳴海手)、弥七田織部
さて、岐阜県土岐市にある土岐市美濃陶磁歴史館で撮った次の2つの織部焼の写真をご覧ください。
上の写真が織部黒、下が黒織部です。
~ 土岐市美濃陶磁歴史館の常設展で2016年2月3日撮影。
織部黒と黒織部について、前記の「なごみ2014年2月号」には次の解説が載っています(同誌33ページより引用)。
青織部、赤織部、絵織部、織部黒、唐津織部(美濃唐津)、黒織部、志野織部、総織部、鳴海織部(鳴海手)、弥七田織部
さて、岐阜県土岐市にある土岐市美濃陶磁歴史館で撮った次の2つの織部焼の写真をご覧ください。
上の写真が織部黒、下が黒織部です。
~ 土岐市美濃陶磁歴史館の常設展で2016年2月3日撮影。
織部黒と黒織部について、前記の「なごみ2014年2月号」には次の解説が載っています(同誌33ページより引用)。
「織部黒」 瀬戸黒と黒織部の中間的な存在。色調は瀬戸黒と同様に、焼成中に窯から出して急冷させる「引き出し黒」の技法による。絵や意匠はまったく描かれていない。黒一色、瀬戸黒と比べて、歪みがはっきり表れたものが多く、器種はほぼ筒型や沓形の茶碗に限られる。高台自体にも作為が表れる。
「黒織部」 織部焼の黒茶碗の一種。色調は瀬戸黒と同様、「引き出し黒」の技法による。黒一色の「織部黒」に対して、絵文様が加えられたものを「織部黒」と呼び分けている。器種は沓形の茶碗が多い。慶長年間(1596~1615)、美濃の元屋敷窯・弥七田窯で焼成されたという。
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