「薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)」は好きですか? 〔上用饅頭とも呼ばれます〕 [和菓子]
「薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)」は、餡玉を薯蕷生地(皮)で包んで蒸し上げた和菓子です。
~ 老松「梅一枝」、2013年2月12日に京都・御所西の「有斐斎弘道館」で撮影。
~ 両口屋是清「早蕨(さわらび)」、2014年2月24日に両口屋是清八事店で撮影。
さて、「薯蕷(じょうよ)」は、広辞苑第六版(岩波書店)を参照すると、「ナガイモまたはヤマイモ」のことです。
薯蕷生地は、すりおろした薯蕷(京都ではつくね芋を使う)と砂糖を合わせ、上用粉(薯蕷粉とも呼ぶ)と練り合わせたものです。薯蕷は蒸すとふくらむ性質があるので、蒸し上げた薯蕷饅頭はふっくらとした仕上がりになるそうです。
名古屋圏では、三重県多気町の特産品「伊勢いも」を使う和菓子屋があります。
~ 三重県多気町相可の「伊勢いも」畑(収穫前と収穫後)、2015年10月16日撮影。
~ 「伊勢いも」、ヤマノイモの栽培変種。
三重県桑名市に本店がある花乃舎には、「伊勢いも」を使った無地の薯蕷まんじゅうがあります。
~ 純白の薯蕷生地、2016年1月9日に花乃舎名鉄百貨店で購入。
尾張徳川藩の御用菓子屋だった桔梗屋の流れをくむ美濃忠にも「伊勢いも」を使った薯蕷饅頭があります。
~ 美濃忠「雪の華」、2015年12月27日に美濃忠名鉄百貨店で購入。
~ 名古屋・池下の梅屋光孝「爲」、2016年1月16日に爲三郎記念館で撮影。
~ 老松「梅一枝」、2013年2月12日に京都・御所西の「有斐斎弘道館」で撮影。
~ 両口屋是清「早蕨(さわらび)」、2014年2月24日に両口屋是清八事店で撮影。
さて、「薯蕷(じょうよ)」は、広辞苑第六版(岩波書店)を参照すると、「ナガイモまたはヤマイモ」のことです。
薯蕷生地は、すりおろした薯蕷(京都ではつくね芋を使う)と砂糖を合わせ、上用粉(薯蕷粉とも呼ぶ)と練り合わせたものです。薯蕷は蒸すとふくらむ性質があるので、蒸し上げた薯蕷饅頭はふっくらとした仕上がりになるそうです。
名古屋圏では、三重県多気町の特産品「伊勢いも」を使う和菓子屋があります。
~ 三重県多気町相可の「伊勢いも」畑(収穫前と収穫後)、2015年10月16日撮影。
~ 「伊勢いも」、ヤマノイモの栽培変種。
三重県桑名市に本店がある花乃舎には、「伊勢いも」を使った無地の薯蕷まんじゅうがあります。
~ 純白の薯蕷生地、2016年1月9日に花乃舎名鉄百貨店で購入。
尾張徳川藩の御用菓子屋だった桔梗屋の流れをくむ美濃忠にも「伊勢いも」を使った薯蕷饅頭があります。
~ 美濃忠「雪の華」、2015年12月27日に美濃忠名鉄百貨店で購入。
~ 名古屋・池下の梅屋光孝「爲」、2016年1月16日に爲三郎記念館で撮影。
上用饅頭と思っていました。勉強になりました。
薯蕷饅頭、大好きです!
by 森田惠子 (2016-01-28 18:56)
おはようございます。
私は、上用饅頭と常には思ってます(漢字が簡単なので。それと、茶色皮の饅頭よりも白色だと上用だわよね、と思えて)
和菓子屋の基礎実力の見せどころな菓子ですよね。
焼印や絵図で春夏秋冬が絶妙に醸せますね。
浜松の「梅月」では、うさぎ柄の上用を、中秋名月ころに売ります。なかなかかわいいですよ。(かわいくて、食べるのがかわいそう)
ところで、師匠は、2/2の臨済寺さんへは、何時ころおいでになりますか?表敬したいのですが。
by マッタナ (2016-01-29 06:06)
森田恵子さん、おはようございます。
上用饅頭とも呼ばれます。
上用の「上」は、献上の「上」という説と、
上等の「上」という説があるようです。
なお、薯蕷生地には上用粉(薯蕷粉)を使いますが、
上用粉(薯蕷粉)は上新粉よりも細かい米粉(うるち米)です。
by wattana (2016-01-29 06:24)
マッタナさん、おはようございます。
薯蕷饅頭は和菓子職人にとって
「包む」、「蒸す」という和菓子の基本的な技術の
見せ所ですね。
さらに、
純白の薯蕷生地に焼印、色使いで意匠を表す、
和菓子職人のセンスの見せ所ですね。
2月2日(火曜日)は浜松・磐田で用事ができたので、
臨済寺の月釜へ行く時間が取れなくなってしまいました。
by wattana (2016-01-29 06:31)
はい、好きです^_^
こしあん派です。
by kana (2016-01-29 08:03)
kana さん、おはようございます。
こしあんがお好きなのですね。
by wattana (2016-01-30 07:10)