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水都・大垣の夏の風物詩「水まんじゅう」〔岐阜県大垣市〕 [和菓子]

「水まんじゅう」は、水都大垣の夏の風物詩です。

160624金蝶園総本家③ (コピー).JPG
~ 金蝶園総本家本店大垣駅前本店(金蝶製菓合資会社)。

160624金蝶園総本家④ (コピー).JPG

「水まんじゅう」は、葛にわらび粉を混ぜた生地で餡を包んだ饅頭を井戸水、氷水などで冷やしていただく涼菓です。




さて、2016年月24日(金曜日)、大垣駅を起点に「水まんじゅう」巡りをしました。

160624大垣駅 (コピー).JPG
~ 大垣駅には、JR東海道本線、樽見鉄道樽見線、養老鉄道養老線が乗り入れています。

大垣駅のすぐ前に、柿羊羹で知られる「つちや」の大垣駅前店があります。

160624つちや大垣駅前店② (コピー).JPG
~ 6月24日(金曜日)~27日(月曜日)、夏の感謝祭が開かれています。

「つちや大垣駅前店」から駅前通りを少し南へ歩くと、「金蝶園総本家大垣駅前本店」があります。

160624金蝶園総本家① (コピー).JPG

「水まんじゅう」を店内でいただきました。

160624金蝶園総本家⑥ (コピー).JPG
~ 「水まんじゅう」(こしあん・抹茶あん)と煎茶のセット、税込380円。

160624金蝶園総本家⑦ (コピー).JPG

高屋町の交差点を渡り、「ヤナゲン大垣本店」側の歩道を南へ歩きます。

160624大垣駅②、高屋町交差点 (コピー).JPG
~ 「ヤナゲン」は、平和堂グループ(本社:滋賀県彦根市)の百貨店です。

しばらく歩くと、「駅通り金蝶堂」があります。

160624駅通り金蝶堂① (コピー).JPG

160624駅通り金蝶堂② (コピー).JPG

「水まんじゅう」(こしあん・抹茶あん)と煎茶のセットをいただきました。税込380円。

160624駅通り金蝶堂⑤ (コピー).JPG




OKBストリート郭町商店街をさらに南へ歩くと、餅・菓子展「餅惣」、「金蝶園總本家」があります。

160624金蝶園總本家① (コピー).JPG
~ OKBストリートの先に大垣共立銀行(OKB)本店が見えます。

160624金蝶園總本家③ (コピー).JPG
~ 「金蝶園總本家」。

大垣共立銀行本店の東側には、「金蝶堂総本店」の本店があります。

160624金蝶堂総本店本店 (コピー).JPG

金蝶堂と金蝶園、「金蝶」を冠した和菓子屋さんが、大垣市、岐阜市などに数多くあります。

お店の歴史などについて数店でお話を聞きましたが、まだ十分に理解できていません。





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松阪の和菓子の老舗「柳屋奉善」〔茶房「楊柳園」で老伴〕 [和菓子]

三重県松阪市の「柳屋奉善(やなぎやほうぜん)」は、天成3年(1575年)に創業した和菓子の老舗です。

160620柳屋奉善②、外観 (コピー).JPG
~ 「柳屋奉善」の外観、2016年6月20日(月曜日)撮影。

「柳屋奉善」の代表銘菓は老伴(おいのとも)です。

160620柳屋奉善③、外観 (コピー).JPG
~ 旧伊勢街道沿にある「柳屋奉善」。




さて、2016年6月20日(月曜日)の午前9時45分頃に、「柳屋奉善」の喫茶部である茶房「楊柳園(ようりゅうえん)」を利用しました。

160620柳屋峯善⑤、廊下 (コピー).JPG
~ 左側が本店の売場、右側が喫茶部です。

160620柳屋峯善⑦、茶房「楊柳園」(店内) (コピー).JPG
~ 茶房「楊柳園」の店内。

お抹茶と和菓子のセットと代表銘菓の老伴1個をオーダーしました。

160620柳屋峯善⑧、茶房「楊柳園」(抹茶と和菓子) (コピー).JPG
~ 涼しげな錦玉製の和菓子を選びました。

160620柳屋峯善⑩、代表銘菓「老伴」 (コピー).JPG
~ まん中に幸せを呼ぶ鳥「鴻」の図柄、その左右に漢字の「延年」(右側が「延」、左側が「年」)が配されています。

最中皮(種)が軽く焼いてあるので、香ばしい香りがしました。

160620柳屋峯善⑪、代表銘菓「老伴」 (コピー).JPG
~ 裏は羊羹です。

☆ 茶房「楊柳園(ようりゅうえん)
 (三重県松阪市中町1877「柳屋奉善」本店に隣接)
☆ 2016年6月20日(月曜日)午前9時45分頃利用





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「水無月」を食べましたか? 〔6月の行事菓子〕 [和菓子]

「水無月」と呼ばれる京菓子があります。

「水無月」は、三角形をした外郎生地に小豆を重ねた6月の季節菓子です。

150617和のワンランクアップセミナー03、水無月 (コピー).JPG
~ 京菓匠「笹屋伊織」の「水無月」、2015年6月17日撮影。

三角形をした外郎生地は、氷を見たてていると言われています。

「水無月」の販売時期は京菓子屋によって異ななりますが、1年中販売している餅屋もあるそうです。




さて、虎屋文庫の中山圭子さんが書いた「事典 和菓子の世界」(岩波書店、2006年2月24日発行)を参照すると、「水無月」が現在のような形になるのは昭和に入ってからだそうです(同書136ページ)。


事典 和菓子の世界

事典 和菓子の世界

  • 作者: 中山 圭子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2006/02/24
  • メディア: 単行本


虎屋文庫の機関誌「和菓子(第9号)」(2002年3月20日発行)に載っている和菓子研究「水無月考」(浅田ひろみ・著)を参照すると、かつてはいろいろな形の「水無月」があったのが、三角形の「水無月」だけになった理由を浅田ひろみさんは「京都の和菓子屋が6月30日の行事菓子に6月1日の行事を結び付けたから」と推察しています。

浅田ひろみさんがこの推察の参考にしたのは、菓匠会同人の「三條若狭屋」二代目当主・藤本如泉さん(明治28年生まれ)が書いた「日本の菓子」(1968年7月10日河原書店発行)の次の文です。

お菓子の「水無月」は、生菓子の「氷室」より考案されたもので、加茂の水無月祓の神事にこじつけて、京都では、毎年6月30日に暑気払いのおまじないとして市民が頂くように、菓子屋の知恵で創られました。(「日本の菓子」206ページより引用。)

それでは、わたしが今年買った「水無月」をご覧ください。

ジェイアール名古屋タカシマヤにある仙太郎(本社:京都下京区)で4月20日に購入した「水無月」。

160420仙太郎の水無月③ (コピー).JPG
~ 4月20日時点では白だけの販売でしたが、現在は抹茶、黒糖もあります。

次は名古屋市立博物館前にある山田餅本店の「水無月」です。

160617山田餅本店③、水無月 (コピー).JPG
~ 山田餅本店の「水無月」は、白と抹茶の2種類。

160617山田餅本店① (コピー).JPG

最後に、京都の五建外郎屋の「水無月」。

160619五建ういろ①、水無月(白・抹茶・黒) (コピー).JPG
~ 6月19日、岐阜タカシマヤで購入。白、抹茶、黒の3種類。






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金蝶園総本家の金蝶園饅頭と水まんじゅう 〔岐阜県大垣名物〕 [和菓子]

水の都として知られる岐阜県大垣市の名物というと、
柿羊羹、金蝶園饅頭、水まんじゅうなどが思い浮かびます。

大垣観光協会が設置管理する
大垣・西美濃観光ポータル「水都旅すいとりっぷ」を参照すると、
「大垣市推奨観光土産品」の特選商品として次の5品目が選ばれています。

1.田中屋の味噌入り大垣せんべい(田中屋)
2.金蝶園饅頭(金蝶園総本家/駅前、金蝶園総本家/郭町)
3.金蝶饅頭(金蝶堂総本店)
4.柿羊羹(槌谷)
5.水まんじゅう(金蝶園総本家/駅前、金蝶園総本家/郭町、金蝶堂総本店)

160601本家金蝶園⑥、水まんじゅう5個入り (コピー).JPG
~ 金蝶園総本家/郭町の水まんじゅう(5個入り)




さて、
6月1日(水曜日)の午前11時頃に、
大垣市郭町(くるわまち)にある金蝶園総本家を訪ねました。

160601本家金蝶園② (コピー).JPG

金蝶園、金蝶堂といった屋号の和菓子屋さんが
岐阜県には多くあります。

160601本家金蝶園③ (コピー).JPG

創業は寛政10年(1798年)、
代表銘菓「金蝶園饅頭」が創製されたのは
安政2年(1855年)のことだそうです。

160601本家金蝶園⑨、金蝶園饅頭 (コピー).JPG

160601本家金蝶園⑪、金蝶園饅頭 (コピー).JPG

店内で
代表銘菓「金蝶園饅頭」と水まんじゅう(こしあん・いちご)を
いただきました。

160601本家金蝶園⑫、金蝶園饅頭 (コピー).JPG
〜 金蝶園饅頭。

160601本家金蝶園⑧、水まんじゅう (コピー).JPG
〜 水まんじゅう、氷水といっしょにいただきます。

☆ 金蝶園総本家
  (岐阜県大垣市郭町2丁目10番地)
☆ 2016年6月1日(水曜日)午前11時5分頃利用





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京菓子「水無月」と名古屋圏の「三角ういろ」 [和菓子]

「水無月」という京菓子があります。

三角形の白外郎に小豆がのっているお菓子で、京都では夏越の祓の6月30日に食べる習わしがあるそうです。

ジェイアール名古屋タカシマヤ地下1階にある京都のお菓子屋・仙太郎さんのお店には、「水無月」が既に並んでいます。

160420仙太郎の水無月③ (コピー).JPG
~ 4月20日に仙太郎ジェイアール名古屋タカシマヤ店で購入した「みなづき」。

160420仙太郎の水無月④ (コピー).JPG

仙太郎さんの「みなづき」(水無月)についての説明書(和菓子歳時記)を読むと、

みなづきは、氷の結晶に似せた三角のお菓子。台は外郎で氷をあらわし、上には小豆を散らして魔除けの意とした。(豆が磨滅に通じる処からか?)

と書いてあります。

160420仙太郎の水無月①、説明書き (コピー).JPG
~ 仙太郎さんの和菓子歳時記「みなづき」(水無月)。

◆ご参考◆
「水無月」の由来に氷室の節句がどうして関わってくるのかなど「水無月」の歴史、由来などについて詳しく知りたい方には、株式会社虎屋の菓子資料室「虎屋文庫」の機関誌「和菓子第9号」(平成14年3月発行)に掲載されている和菓子研究「水無月考」(浅田ひろみ・著)が参考になると思います。




さて、「水無月」が三角形をしている由来はわかりましたが、名古屋圏で販売されている「三角ういろ」※がなぜ三角形なのかはわかりません。

※小麦粉が主原料の「三角ういろ」は、名古屋駅のキオスクなどで販売されている米の粉(上新粉)が主原料の名古屋みやげの棹形の「外郎」とは別物です。

「三角ういろ」とは、文字通り三角形をしたういろうです。

160323御菓子司穂積堂⑩、黒ういろと抹茶ういろ (コピー).JPG
~ 愛知県西尾市の菓子司「穂積堂」(西尾市鶴舞町54−1)の「三角ういろ」2種類(抹茶・黒)。

160323御菓子司穂積堂⑦、黒ういろと抹茶ういろ (コピー).JPG
~ 小豆がのっている抹茶ういろは、「水無月」に似ています。

「穂積堂」さんの「三角ういろ」の販売単位は1個ですが、「マス(〼)」が販売単位の和菓子屋もあります。

160408西尾お抹茶きっぷ04、すゞや(抹茶ういろ) (コピー).JPG
~ 西尾市の和菓子処「すゞや」さん(愛知県西尾市上町堀ノ内東29−1)の抹茶ういろ。

「すゞや」さんの抹茶ういろの販売単位は、「マス(〼)」(2個)です。

160408西尾お抹茶きっぷ05、すゞや(抹茶ういろ) (コピー).JPG

四角に切った「マス(〼)」を半分に切って三角形にする、この辺りにヒントがあるのかもしれません。



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御菓子司「玉井屋本舗」の茶室で抹茶と和菓子 [和菓子]

1300年以上の歴史がある「ぎふ長良川鵜飼」(国指定重要無形民俗文化財)は、
毎年5月11日~10月15日までの鵜飼期間中、
鵜飼休みの日(例年9月の1日間)と増水などで鵜飼が中止になる日を除いて
毎日開催されています。

160401長良川鵜飼①、鵜飼観覧船のりば (コピー).JPG
~ 清流・長良川にかかる長良橋南詰にある鵜飼観覧船のりば。

160401長良川鵜飼③、鵜飼観覧船 (コピー).JPG
~ 係留中の鵜飼観覧船。

鵜飼観覧船のりばがある湊町、玉井町および元浜町は、
通称「川原町」と呼ばれています。

160401川原町② (コピー).JPG
~ 「川原町」の案内看板。





さて、
4月1日(金曜日)の正午前に、
「川原町」にある明治41年(1908年)創業の
御菓子司「玉井屋本舗」(岐阜市湊町42)を訪ねました。

160401玉井屋本舗① (コピー).JPG

160401玉井屋本舗② (コピー).JPG

「玉井屋本舗」では、
茶室またはカウンター席で
お抹茶と和菓子をいただくことができます。

160401玉井屋本舗⑩、茶室 (コピー).JPG
~ 中庭の奥にある茶室。

今回選んだ和菓子は、
季節の生菓子の中から「花の陰」、
そして「玉井屋本舗」の代表銘菓「登り鮎」です。

160401玉井屋本舗④、抹茶+生菓子+登り鮎 (コピー).JPG

160401玉井屋本舗⑤、生菓子(花の陰)と登り鮎 (コピー).JPG

160401玉井屋本舗⑦、花の陰(外郎製、手亡餡) (コピー).JPG

「花の陰」は、
手芒餡を外郎生地で包んであります。

160401玉井屋本舗⑧、花の陰(断面) (コピー).JPG









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スーパーマーケットの「ういろう」〔名古屋の「ういろう」〕 [和菓子]

「ういろう」は名古屋名物として知られていますが、
「ういろう」で知られている都市/地域は名古屋以外にもあります。

「47都道府県・こなもの食文化百科」を参照すると、
神奈川県小田原市の外郎家(ういろうけ)が販売する「ういろう」、
徳島県の「阿波ういろ」、山口県の「ういろう」(山口ういろう)が
載っています。


47都道府県・こなもの食文化百科 (47都道府県シリーズ)

47都道府県・こなもの食文化百科 (47都道府県シリーズ)

  • 作者: 成瀬 宇平
  • 出版社/メーカー: 丸善出版
  • 発売日: 2012/07/28
  • メディア: 単行本



「山口ういろう」の特徴は、
山口県商工労働部観光振興課のウェブサイトを参照すると、

米粉の代わりにワラビ粉や葛粉など地下茎のでん粉を主原料とし、小豆あんなどと混ぜて蒸し上げるのが特徴です。


だそうです。

160320御堀堂の外郎①(白・黒) (コピー).JPG
~ 有限会社御堀堂の山口名菓「御堀堂の黒外郎」と「御堀堂の白外郎」、
2016年3月20日にジェイアール名古屋タカシマヤ地下1階の銘菓百選コーナーで購入。

160320御堀堂の外郎⑤ (コピー).JPG





さて、
「ういろう」は、
わたしが住む岐阜市にある
スーパーマーケットでも販売されています。

真空パックして化粧箱に入っている
名古屋駅などで販売されている名古屋土産の「ういろう」とは違い、
トレーパック入りです。

160326山虎屋アピタ岐阜店①、特製ういろ (コピー).JPG
~ 「アピタ岐阜店」(岐阜市加納神明町6-1)で3月26日に購入した「特製ういろ」。

160326山虎屋アピタ岐阜店②、特製ういろ (コピー).JPG
~ 株式会社山虎屋製の小麦粉を使った「ういろう」です。

160331福助葉笹ういろ①(バロー茜部南店) (コピー).JPG
~ 「バロー茜部南店」(岐阜市茜部寺屋敷1丁目84)で3月31日に購入した「葉笹ういろ」。

160331福助葉笹ういろ②(バロー茜部南店) (コピー).JPG
~ 株式会社福助の米粉が主原料の「ういろう」です。

三角形の「ういろう」を見ると、
「ういろう」の台の上に小豆がのった
京都の水無月が思い浮かびます。

150617和のワンランクアップセミナー03、水無月 (コピー).JPG
~ 京菓匠「笹屋伊織」の水無月、2015年6月17日撮影。

150617和のワンランクアップセミナー02、水無月 (コピー).JPG






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「ぎふの鮎菓子」〔「鮎菓子たべよー博」が開かれました〕 [和菓子]

「清流長良川の鮎」が2015年12月15日に
世界農業遺産に認定されました。

この世界農業遺産認定を記念した事業「鮎菓子たべよー博」が3月27日(日曜日)、
岐阜市神田町の岐阜商工会議所で開催されました。

160327鮎菓子食べよー博04、ひあゆ丸 (コピー).JPG
~ 「鮎菓子たべよー博」開会前の会場の様子。「ぎふの鮎菓子」をモチーフにした
ゆるキャラ「ひあゆ丸」くんがいました。

「鮎菓子たべよー博」は、
11月に予定されている本番のプレイベントという位置付けだそうです。





さて、
「ぎふの鮎菓子」とは、
焼いたカステラ生地で求肥を包んだお菓子です。

「鮎菓子たべよー博」の会場入口付近で行われていた
実演の写真をご覧ください。

160327鮎菓子食べよー博35、鮎菓子実演コーナー (コピー).JPG
~ 銅板でカステラ生地を焼く。

160327鮎菓子食べよー博39、鮎菓子実演コーナー (コピー).JPG
~ 求肥をのせる。

160327鮎菓子食べよー博41、鮎菓子実演コーナー (コピー).JPG
~ カステラ生地で求肥を包んで完成。

鮎菓子販売会場においては、
岐阜市内などにある和菓子屋18店が
「ぎふの鮎菓子」などを販売していました。

160327鮎菓子食べよー博06、鮎菓子販売会場 (コピー).JPG

160327鮎菓子食べよー博10、両香堂本舗(長良のかおり) (コピー).JPG
~ 両香堂本舗(岐阜市久屋町20-3)の鮎菓子「長良のかおり」。

160327鮎菓子食べよー博18、甘泉堂総本店(鮎菓子) (コピー).JPG
~ 甘泉堂総本店(岐阜市美殿町46)の鮎菓子「小さな小さな鮎菓子」。

160327鮎菓子食べよー博20、奈良屋本店(かがり焼鮎) (コピー).JPG
~ 奈良屋本店(岐阜市今小町18)の鮎菓子「かがり焼鮎」、
この鮎菓子は鮎の形に焼き上げたタイプです。

160327鮎菓子食べよー博29、玉井屋本舗(登り鮎) (コピー).JPG
~ 玉井屋本舗(岐阜市湊町42)の「登り鮎」。

鮎菓子販売会場において
わたしが買った「ぎふの鮎菓子」は5匹(5個)です。

160327鮎菓子①、6種類 (コピー).JPG
~ 5個+1個(甘泉堂総本店の「小さな小さな鮎菓子」。

160327鮎菓子③、千もと(あゆ殿)と岐阜岡女堂(若あゆ) (コピー).JPG
~ (上)千もと(岐南町八剣7-85)の「あゆ殿」と
(下)岐阜岡女堂(岐阜市徹明通1-8)の「若あゆ」。

160327鮎菓子⑤、月丘堂(若鮎) (コピー).JPG
~ 月丘堂(岐阜市月丘町3-1-2)の「若鮎」。

160327鮎菓子⑦、金蝶堂(上り鮎)と豊寿庵(あゆ川) (コピー).JPG
~ (上)金蝶堂(岐阜市神田町2-5)の「上り鮎」と
(下)豊寿庵(岐阜市上芥見148)の「あゆ川」。










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山中羊羹舗の「喫茶あずき」でういろうセット 〔名古屋名物「ういろう」〕 [和菓子]

享保3年(1718年)に刊行された「諸国名物 御前菓子秘伝抄」は、
日本でもっとも古い菓子製法専門書だそうです。

151004西尾市岩瀬文庫09、企画展②菓子本の世界 (コピー).JPG
~ 愛知県西尾市にある古書の博物館「西尾市岩瀬文庫」で開かれた
企画展「江戸の美しさを召しあがれ」で撮った「諸国名物 御前菓子秘伝抄」、
2015年10月4日撮影。

「諸国名物 御前菓子秘伝書」には、
落雁、かすてら、羊羹、栗の粉餅、椿餅、柏餅、葛焼など
100を超えるお菓子の製法が載っています※。

※「西尾市岩瀬文庫」が所蔵する「諸国名物 御前菓子秘伝抄」、
「菓子話船橋」などの古書は閲覧室で手に取って閲覧することができます。

「40.ういろう餅」の項を見ると、
~四角い箱に入れて蒸した後は、菱形にでも四角にでも切る~
となっていますので、
当時の「ういろう」は棹菓子としてだけでなく、
数菓子としても作られていたと思われます。






さて、
3月25日(金曜日)の正午過ぎに、
名古屋・大須の山中羊羹舗の甘味処を利用しました。

160325山中羊羹舗①、外観 (コピー).JPG
~ 明治33年(1900年)創業の山中羊羹舗は大須・万松寺通り商店街にあります。

160325山中羊羹舗②、外観 (コピー).JPG

店舗の奥にある甘味処「喫茶あずき」で、
ういろうセット(ほうじ茶付)をオーダー。

160325山中羊羹舗⑤、喫茶あずき(ういろうセット) (コピー).JPG
~ 黒糖ういろうと抹茶ういろうの2カット。

山中羊羹舗の「ういろう」は、
米紛、白双糖、葛を原料に昔ながらの手法で
せいろに流し込み蒸しあげた手作りういろうです。

☆ 「喫茶あずき」(山中羊羹舗)
 (名古屋市中区大須3-31-7)
☆ 2016年1月26日(日曜日)午後0時15分頃利用







諸国名物御前菓子秘傳鈔(全2冊) (菓子文庫シリーズ)

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 思文閣出版
  • 発売日: 1990/01/01
  • メディア: 単行本



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「ういろう」の形状 〔名古屋名物「ういろう」〕 [和菓子]

名古屋の名物に「ういろう」※と呼ばれる和菓子があります。

※「ういろう」、「外郎」、「ういろ」、「外良」などの表記がありますが、この記事では「ういろう」と表記します。

「ういろう」は一般的に、米(うるち米)の粉と砂糖を練り蒸した和菓子です。

「ういろう」の形状は羊羹と同様の直方体が一般的で、棹物(棹物菓子)と呼ばれています。

次の写真は、和菓子部門の連結売上高699億円(2015年12月期)の山崎製パンの「ういろう(白)」です。

160322山崎製パン①、ういろう白 (コピー).JPG
~ 山崎製パン「白ういろう」。

使われている原材料は、一括表示欄(義務表示事項欄)に記載されています。

160322山崎製パン③、ういろう白 (コピー).JPG
~ 使用された原材料は、原材料と添加物を区分し、使用した重量の多い順に記載されています。

上新粉とは、目の細かい新粉(うるち米を生のまま粉にしたもの)のことです。


次の写真は、万治2年 (1659年)創業の餅文総本店(名古屋市熱田区)の「献上ういろ白」(ハーフサイズ=半棹)です。

160321餅文総本店①、献上ういろ(黒) (コピー).JPG

160321餅文総本店④、献上ういろ(黒) (コピー).JPG

使用されている原材料は、次の通りです。

160321餅文総本店②、献上ういろ(黒) (コピー).JPG



さて、「ういろう」の形状は羊羹と同様に直方体が一般的ですが、名古屋圏のお餅屋さんでは違う形状の「ういろう」が売られています。

昭和2年(1927年)創業の山田餅本店の「三角黒ういろ」の写真をご覧ください。

160321山田餅本店②、三角黒ういろ (コピー).JPG

山田餅本店の「三角黒ういろ」は、一般的な「ういろう」とは味が違います。

うるち米の粉ではなく、小麦粉を使っているからです。

西尾の抹茶で知られる愛知県西尾市鶴城町にある明治45年(1912年)創業の御菓子司「穂積堂」にも三角形の「ういろう」があります。

160323御菓子司穂積堂③、外観 (コピー).JPG
~ 御菓子司「穂積堂」(愛知県西尾市鶴舞町54-1)、鶴舞町の交差点の角。

160323御菓子司穂積堂④、三角ういろ (コピー).JPG

「穂積堂」の三角ういろ(黒糖・抹茶)は、米粉と小麦粉をつかっているそうです。

160323御菓子司穂積堂⑥、三角ういろ(抹茶) (コピー).JPG

160323御菓子司穂積堂⑦、黒ういろと抹茶ういろ (コピー).JPG

穂積堂の「抹茶ういろ」、京菓子の水無月の台に似た「ういろう」です。



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