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美濃桃山陶の聖地「荒川豊蔵作陶の地」の一般公開が始まりました。 〔岐阜県可児市〕 [美濃桃山陶ミュージアム]

志野と瀬戸黒で国の重要無形文化財技術保持者(人間国宝)に認定された荒川豊蔵さん(1894~1985年)の生活と作陶の拠点が美濃桃山陶の聖地「荒川豊蔵作陶の地」として4月28日(金曜日)午前9時30分より一般公開されました。

・開館時間:午前9時30分~午後4時
・休館日 :月曜日(ただし5月1日は開館)
・場 所 :荒川豊蔵資料館周辺(岐阜県可児市久々利柿下入会352番地)
・入館料 :荒川豊蔵資料館、一般200円。

170428荒川豊蔵作陶の地08、受付(開館1分前) (コピー).JPG
~ 牟田洞古窯址(石碑)横辺りで開館を待つ来館者、開館の1分前。

今回公開されたのは居宅、陶房、東屋、隨縁の石碑などです。

170428荒川豊蔵作陶の地30、館内マップ (コピー).JPG
~ 美濃桃山陶の聖地「荒川豊蔵作陶の地」の案内マップ。

荒川豊蔵さんは昭和5年(1930年)4月11日にこの地において「志野筍絵陶片」を発見しました。瀬戸黒、黄瀬戸、志野などの桃山陶が愛知県瀬戸市で焼かれていたというそれまでの日本陶磁史の定説を覆す大発見をした荒川豊蔵さんは以降、大萱において志野の再現を志したそうです(参照:「荒川豊蔵資料館」のパンフレットなど)。



さて、2017年4月28日(金曜日)午前9時30分の開館後、最初に向かったのは通常は非公開の「豊蔵の窯」です。

荒川豊蔵資料館へのアプローチの階段を上ります。

170428荒川豊蔵作陶の地10、荒川豊蔵資料館へのアプローチ (コピー).JPG

荒川豊蔵資料館の前を通過します。

170428荒川豊蔵作陶の地11、荒川豊蔵資料館 (コピー).JPG

通常は非公開なので、立入禁止の看板が立っています。

170428荒川豊蔵作陶の地12、豊蔵の窯へのアプローチ (コピー).JPG

170428荒川豊蔵作陶の地13、窯ノ神(石碑) (コピー).JPG 
~ 「窯ノ神」(石碑)、昭和28年(1953年)頃建立。

「窯ノ神」(石碑)の前を過ぎると、作業小屋が見えてきました。

170428荒川豊蔵作陶の地14、作業小屋 (コピー).JPG
~ 作業小屋の向こう側に「豊蔵の窯」があります。

「豊蔵の窯」は4月28日(金曜日)から5月7日(日曜日)までの期間、特別公開されています。

170428荒川豊蔵作陶の地17、豊蔵の窯 (コピー).JPG
~ 昭和8年(1933年)に築窯された「豊蔵の窯」(大窯)です。

豊蔵の窯の下は70度くらいの急斜面で、その下に昭和39年(1964年)に建立された「隨縁」(石碑)があります。「隨縁」がある場所は、荒川豊蔵さんが昭和5年に「志野筍絵陶片」を発見した場所です。

170428荒川豊蔵作陶の地25、隨縁(石碑) (コピー).JPG
~ 「隨縁」(石碑)の裏の斜面の上に「豊蔵の窯」があります。

170428荒川豊蔵作陶の地26、隨縁(石碑) (コピー).JPG
~ 「隨縁」(石碑)。

なお、美濃桃山陶の聖地「荒川豊蔵作陶の地」の一般公開を記念して4月28日から5月7日までの期間、「豊蔵の蔵」の特別公開などのイベントが企画されています。

♪ 美濃桃山陶の聖地「荒川豊蔵作陶の地」の一般公開を記念して、4月28日(金曜日)から5月7日(日曜日)までの期間で実施される主な企画は、① 豊蔵の窯の特別公開 ②「荒川豊蔵資料館」と「可児郷土歴史館」の入館料無料 ③ 日替わりで一筆箋やクリアファイルの進呈などです。なお、期間中毎日、「可児郷土歴史館」と可児駅(市役所経由)からシャトルバスが運行されます。




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