「ういろう」の形状 〔名古屋名物「ういろう」〕 [和菓子]
名古屋の名物に「ういろう」※と呼ばれる和菓子があります。
※「ういろう」、「外郎」、「ういろ」、「外良」などの表記がありますが、この記事では「ういろう」と表記します。
「ういろう」は一般的に、米(うるち米)の粉と砂糖を練り蒸した和菓子です。
「ういろう」の形状は羊羹と同様の直方体が一般的で、棹物(棹物菓子)と呼ばれています。
次の写真は、和菓子部門の連結売上高699億円(2015年12月期)の山崎製パンの「ういろう(白)」です。
~ 山崎製パン「白ういろう」。
使われている原材料は、一括表示欄(義務表示事項欄)に記載されています。
~ 使用された原材料は、原材料と添加物を区分し、使用した重量の多い順に記載されています。
上新粉とは、目の細かい新粉(うるち米を生のまま粉にしたもの)のことです。
次の写真は、万治2年 (1659年)創業の餅文総本店(名古屋市熱田区)の「献上ういろ白」(ハーフサイズ=半棹)です。
使用されている原材料は、次の通りです。
さて、「ういろう」の形状は羊羹と同様に直方体が一般的ですが、名古屋圏のお餅屋さんでは違う形状の「ういろう」が売られています。
昭和2年(1927年)創業の山田餅本店の「三角黒ういろ」の写真をご覧ください。
山田餅本店の「三角黒ういろ」は、一般的な「ういろう」とは味が違います。
うるち米の粉ではなく、小麦粉を使っているからです。
西尾の抹茶で知られる愛知県西尾市鶴城町にある明治45年(1912年)創業の御菓子司「穂積堂」にも三角形の「ういろう」があります。
~ 御菓子司「穂積堂」(愛知県西尾市鶴舞町54-1)、鶴舞町の交差点の角。
「穂積堂」の三角ういろ(黒糖・抹茶)は、米粉と小麦粉をつかっているそうです。
穂積堂の「抹茶ういろ」、京菓子の水無月の台に似た「ういろう」です。
※「ういろう」、「外郎」、「ういろ」、「外良」などの表記がありますが、この記事では「ういろう」と表記します。
「ういろう」は一般的に、米(うるち米)の粉と砂糖を練り蒸した和菓子です。
「ういろう」の形状は羊羹と同様の直方体が一般的で、棹物(棹物菓子)と呼ばれています。
次の写真は、和菓子部門の連結売上高699億円(2015年12月期)の山崎製パンの「ういろう(白)」です。
~ 山崎製パン「白ういろう」。
使われている原材料は、一括表示欄(義務表示事項欄)に記載されています。
~ 使用された原材料は、原材料と添加物を区分し、使用した重量の多い順に記載されています。
上新粉とは、目の細かい新粉(うるち米を生のまま粉にしたもの)のことです。
次の写真は、万治2年 (1659年)創業の餅文総本店(名古屋市熱田区)の「献上ういろ白」(ハーフサイズ=半棹)です。
使用されている原材料は、次の通りです。
さて、「ういろう」の形状は羊羹と同様に直方体が一般的ですが、名古屋圏のお餅屋さんでは違う形状の「ういろう」が売られています。
昭和2年(1927年)創業の山田餅本店の「三角黒ういろ」の写真をご覧ください。
山田餅本店の「三角黒ういろ」は、一般的な「ういろう」とは味が違います。
うるち米の粉ではなく、小麦粉を使っているからです。
西尾の抹茶で知られる愛知県西尾市鶴城町にある明治45年(1912年)創業の御菓子司「穂積堂」にも三角形の「ういろう」があります。
~ 御菓子司「穂積堂」(愛知県西尾市鶴舞町54-1)、鶴舞町の交差点の角。
「穂積堂」の三角ういろ(黒糖・抹茶)は、米粉と小麦粉をつかっているそうです。
穂積堂の「抹茶ういろ」、京菓子の水無月の台に似た「ういろう」です。
2016-03-24 20:09
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コメント(8)
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同じ県内なのに、三角形もあるのですね。
色の違いは砂糖の違いかと思いましたが、小麦粉で色が変わるなんて驚きです。小麦粉のういろうは、どのように味が違うのですか。歯ごたえも違うのでしょうか。
by choco (2016-03-24 21:15)
choco さん、おはようございます。
むかしなつかしい三角ういろ、
小麦粉が基本のようです。
小麦粉を使った場合、
水分量、蒸し方にもよると思いますが、
米粉のものよりも歯切れがよいと思います。
by wattana (2016-03-25 03:21)
すごく懐かしいです。
幼いころ、よく西尾市の和菓子屋(店名が何だったかなんて気にしない幼いころ)よく、祖母や父母が買ってきてくれました。
三角形のういろう。
まだ、あのお店はあるのかしら。
そこへ、もう一度、行ってみたくなりました。
そこういろうがまだあったら買って、仏壇に供えて、私もあのころを思い出しながら食べてみたいと思いました。
師匠、この記事を、ありがとうございます。
by マッタナ (2016-03-25 08:57)
三角のういろうは、懐かしいです。豊橋に居た頃に食べましたよ
原材料の表記は 重量順なのですね 勉強になりました。ありがとうございます。
by みーる (2016-03-25 13:10)
wattanaさま
歯切れがよいのですね。なんとなく想像できるような。
ありがとうございます。
by choco (2016-03-25 21:43)
マッタナさん、おはようございます。
むかしなつかしい、三角ういろです。
御菓子司「穂積堂」さんのほかに、
井桁公園の前にある
「三徳屋菓子舗」(愛知県西尾市幸町12番地)さんでも
三角黒ういろ(小麦粉ういろ)を買いました。
ほかに、
和菓子処「すゞや」(西尾市上町堀ノ内東29-1)さんにも
三角ういろがあると聞きましたが、
今回は訪ねていません。
by wattana (2016-03-26 04:02)
みーるさん、おはようございます。
豊橋には今も、
三角ういろを売るお餅屋さんがあるそうです。
by wattana (2016-03-26 06:03)
choco さん、おはようございます。
三角黒ういろの色が違うのは、
粉の種類というよりも、
黒糖の量の違いかもしれません。
by wattana (2016-03-26 06:10)