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山中羊羹舗の「喫茶あずき」でういろうセット 〔名古屋名物「ういろう」〕 [和菓子]

享保3年(1718年)に刊行された「諸国名物 御前菓子秘伝抄」は、
日本でもっとも古い菓子製法専門書だそうです。

151004西尾市岩瀬文庫09、企画展②菓子本の世界 (コピー).JPG
~ 愛知県西尾市にある古書の博物館「西尾市岩瀬文庫」で開かれた
企画展「江戸の美しさを召しあがれ」で撮った「諸国名物 御前菓子秘伝抄」、
2015年10月4日撮影。

「諸国名物 御前菓子秘伝書」には、
落雁、かすてら、羊羹、栗の粉餅、椿餅、柏餅、葛焼など
100を超えるお菓子の製法が載っています※。

※「西尾市岩瀬文庫」が所蔵する「諸国名物 御前菓子秘伝抄」、
「菓子話船橋」などの古書は閲覧室で手に取って閲覧することができます。

「40.ういろう餅」の項を見ると、
~四角い箱に入れて蒸した後は、菱形にでも四角にでも切る~
となっていますので、
当時の「ういろう」は棹菓子としてだけでなく、
数菓子としても作られていたと思われます。






さて、
3月25日(金曜日)の正午過ぎに、
名古屋・大須の山中羊羹舗の甘味処を利用しました。

160325山中羊羹舗①、外観 (コピー).JPG
~ 明治33年(1900年)創業の山中羊羹舗は大須・万松寺通り商店街にあります。

160325山中羊羹舗②、外観 (コピー).JPG

店舗の奥にある甘味処「喫茶あずき」で、
ういろうセット(ほうじ茶付)をオーダー。

160325山中羊羹舗⑤、喫茶あずき(ういろうセット) (コピー).JPG
~ 黒糖ういろうと抹茶ういろうの2カット。

山中羊羹舗の「ういろう」は、
米紛、白双糖、葛を原料に昔ながらの手法で
せいろに流し込み蒸しあげた手作りういろうです。

☆ 「喫茶あずき」(山中羊羹舗)
 (名古屋市中区大須3-31-7)
☆ 2016年1月26日(日曜日)午後0時15分頃利用







諸国名物御前菓子秘傳鈔(全2冊) (菓子文庫シリーズ)

諸国名物御前菓子秘傳鈔(全2冊) (菓子文庫シリーズ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 思文閣出版
  • 発売日: 1990/01/01
  • メディア: 単行本



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