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季節によって変身する「きんとん」〔甘楽 花子〕 [和菓子の京都]

芯となる餡玉にそぼろ状の餡を付けた「きんとん」(そぼろ餡きんとん)は、季節によって変身します。

虎屋文庫の中山圭子さんは著書「和菓子ものがたり」(朝日文庫)の中で、

 ~ 色の組み合わせで菓銘そして季節感が変わってしまうのですから、
    まさにきんとんの七変化、変身の魔術です。 ~

と書いています(同書106ページより引用)。

和菓子ものがたり (朝日文庫)

和菓子ものがたり (朝日文庫)

  • 作者: 中山 圭子
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2000/12
  • メディア: 文庫


そぼろの色使いと菓銘によって季節を表現する「きんとん」は、京菓子職人の技とセンスの見せ所です。




さて、2016年12月1日(木曜日)の午前11時40分頃に、「甘楽 花子(かんらくはなご)」を利用しました。

161201甘楽花子①、外観 (コピー).JPG
~ 地下鉄「丸太町」駅の3番出入口からすぐです。

花子さんは、茶席用菓子中心の京菓子屋です。

ケースに並んでいるお菓子見本の中から好みのお菓子を選び、お抹茶またはお煎茶とともに喫茶スペースでいただくことができます。

161201甘楽花子④、すかし紅葉 (コピー).JPG
~ 菓銘「すかし紅葉」。

161201甘楽花子⑦、残りの錦 (コピー).JPG
~ 菓銘「残りの錦」。

京菓子にとって季節感と菓銘、重要な要素です。

☆ 「甘楽 花子(からんらくはなご)
 (京都市中京区烏丸丸太町下ル大倉町206 オクムラビル 1階)
☆ 2016年12月1日(木曜日)午前11時40分頃利用





和菓子の意匠―京だより

和菓子の意匠―京だより

  • 作者: 井上 由理子
  • 出版社/メーカー: 京都新聞企画事業
  • 発売日: 2010/12
  • メディア: 単行本


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コメント 2

チャー

足を止めてしまいそうな
素敵なのれんですね
花子 
きんとん美味しそうでした
季節で変わるので 楽しめますね
by チャー (2016-12-07 10:13) 

wattana

チャーさん、おはようございます。
そぼろの色使いと菓銘で季節を表現するきんとん、
京菓子を代表するお菓子の一つですね。
by wattana (2016-12-08 07:52) 

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