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茶カフェ「深緑茶房」のお茶教室(2017年3月度)を受講しました [深緑茶房]

「お茶」、すなわち紅茶、烏龍茶および緑茶はいずれも、学名がカメリア・シネンシスという茶(チャ)の樹から摘んだ茶葉を加工した加工食品です。

食品表示法に基づく食品表示制度のルールブック「食品表示基準」は、緑茶を次の通り定義しています。

緑茶の定義:緑茶とは、茶葉(一部茎を含む。)を蒸熱又は釜炒り等の方法により茶葉中の酵素を失活させた後、飲食用に供せられる状態に製造したもの・・・「食品表示基準Q&A」より引用。

次の写真は、有限会社深緑茶房(本社:三重県松阪市飯南町)の製茶工場における茶葉中の酵素を失活させる「蒸熱(蒸し)工程」です。

160620深緑茶房11、送帯式蒸機(宮村鐵工所) (コピー).JPG
~ 送帯式蒸機、2016年6月20日撮影。

160620深緑茶房12、蒸葉 (コピー).JPG
~ 蒸葉(むしば)

煎茶は、蒸し時間の長さによって煎茶(普通煎茶)、深蒸し煎茶および特蒸し煎茶に分類されます。


さて、3月21日(火曜日)の午前11時から開かれた茶カフェ深緑茶房の「お茶教室」を受講しました。

170321深緑茶房「お茶教室」02、店舗前の看板 (コピー).JPG
~ 名駅ミヤコ地下街4番出口を出てセブンイレブンの裏隣、この看板が目印です。

講師は、深緑茶房の茶長で日本茶インストラクターの松本浩さん。

今回のお茶教室のテーマは、「蒸し時間の違う煎茶」(3種類)の飲み比べ。

3種類の煎茶を飲み比べる前に、蒸し時間の違いについて説明がありました。

製茶業者によって蒸し時間が若干異なりますが、日本茶業中央会は
「深蒸し茶は、茶葉の蒸し時間を煎茶の2倍以上の時間で製造したもの」
と定義しています。

伊藤園のウェブサイト「お茶百科」を参照すると、「普通の煎茶よりも約2倍長く蒸したお茶を深蒸し煎茶、約3倍以上長く蒸したお茶を特上蒸し緑茶と呼びます。」と記載されています。

松本さんの説明が終わると、「蒸し時間が違う煎茶」(3種類)の飲み比べです。

170321深緑茶房「お茶教室」06、茶葉の比較(煎茶・深蒸し煎茶・特蒸し煎茶) (コピー).JPG
~ 茶葉の比較。左から、煎茶(普通煎茶)・深蒸し煎茶・特蒸し煎茶。

170321深緑茶房「お茶教室」11、飲み比べ (コピー).JPG
~ 抽出中。

170321深緑茶房「お茶教室」12、飲み比べ (コピー).JPG
~ 水色(すいしょく)の比較、
(左から順に)煎茶(普通煎茶)・深蒸し煎茶・特蒸し煎茶。

特蒸し煎茶、深蒸し煎茶、煎茶(普通煎茶)の順に飲み比べました。

170321深緑茶房「お茶教室」13、飲み比べ (コピー).JPG
~ 蒸し時間が長い煎茶の方が、苦渋味が抑えられていることがよくわかりました。

☆ 茶カフェ深緑茶房「お茶教室(2017年3月度)」
 (名古屋市中村区名駅四丁目26-25メイフィス名駅ビル1階)
☆ 2017年3月21日(火曜日)午前11時~午後0時15分


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